友達をイメージした写真

友達という言葉、大人になるとなんだか重い感じがしませんか?

大人になると理屈でものごとを考える習慣が身につきます。そのため複雑に考え、友達という言葉に縛られすぎてしまうのかもしれません。そういった状態ですと人間関係にも無理をしてしまいがちです。

そんなとき絵本を手にするのも1つの方法です。自分にとっての友達を再発見できたり、子供に友達ってこんな感じだよ、と伝えたい方にもおすすめです。



「ふたりはともだち」

「ふたりはともだち」画像

作: アーノルド・ローベル
訳: 三木 卓


親友と呼べる大切な「ともだち」

アーノルド・ローベルの傑作人気絵本「がまくんとかえるくん」シリーズの1作目です。

大人になると忘れてしまいがちな、「ともだち」ってこういう感じ、特に「しんゆう」はこうだなっていう気持ちを思い出させてくれます。

大切な誰かのために一生懸命、親身になることは、大人でもなかなかできることではありません。2人のマイペースながらも純粋でまっすぐな友情は、本当に羨ましくなります。

また、5つのお話の中の1つ、「おてがみ」は、小学生の国語の教科書にも掲載されているので、大人になっても覚えている方も多いのではないでしょうか。




「きみなんかだいきらいさ」

「きみなんかだいきらいさ」画像

作: ジャニス・メイ・ユードリー
絵: モーリス・センダック
訳: こだま ともこ


ケンカできる「ともだち」って大切

「ケンカするほど仲がいい」本当にそう思える絵本です。

いつも仲良しの友達と大ゲンカ。「もう口なんか聞いてやるもんか」と思うけど、やっぱり気になって仕方がない。でも、すぐに仲直りできる。大人ではなかなか難しいことを、子供はさらりとやってのけます。

子供らしいこの感覚、シンプルな絵と言葉で描かれた素敵な友情が、四角い小さな絵本の中にギュッと詰まっている感じで、大人も見習うべきかもです。

絵本の中にで出てくるクルクルクッキーも美味しそうで、食べてみたくなります。




「ないしょのおともだち」

「ないしょのおともだち」画像

作: ビバリー・ドノフリオ
絵: バーバラ・マクリントック
訳: 福本 友美子


「ともだち」とつながる大切な気持ち

ふとした偶然から出会ったマリーとネズミは、同じ家に住む内緒のお友達です。

大人には内緒の秘密を持つことは、子供とってワクワクすることだと思います。自分の家にもこんな友達が欲しくなりますね。

仲良くなった2人には、悲しい別れが訪れますが、運命的な出会いが待っています。友達とのつながり、気持ちが受け継がれていく素晴らしさ、とても夢のあるお話です。

左ページはマリーの生活が、右ページはネズミの生活が細かく描かれていて、2人の成長とともにインテリアやファッションが変化するのも楽しいポイントです。

読み聞かせるなら、女の子におすすめの絵本です。




「しんせつなともだち」

「しんせつなともだち」画像

作: 方 軼羣
絵: 村山 知義
訳: 君島 久子


「ともだち」を思いやる大切さ

優しさに溢れた絵本です。

食べる物のない雪のある日、「友達は大丈夫かな?」という思いやりの心を乗せて、1つのカブが届けられていく物語です。相手を思う気持ちがつながる様は、優しい気持ちにさせてくれます。

ちょっとしたことで傷ついてしまう現代社会、こういう気持ちにたくさんの人が気づけたら、いじめや寂しい思いはなくなるのかもしれません。

美智子様が東日本大震災で被災児童に贈った14冊の本のうちの一冊としても有名です。




「ぼくのともだちおつきさま」

「ぼくのともだちおつきさま」画像

作・絵: アンドレ・ダーハン
訳: きたやまようこ


「ともだち」との大切な出会い

心にしみる美しい物語です。

友達との出会いは嬉しくて幸せなこと、そんな気持ちをストレートに描いています。

まず「おつきさま」と友達になるという発想が素敵すぎます。そして、短いけれど心に響く言葉は、大人になるにつれ、口に出すのが難しくなるのかもしれません。最後の結末は、人間関係を広げていくことの大切さを教えられた気がします。

大切な人に贈る本としても、おすすめの一冊です。




「せかいいちのおともだち」

「せかいいちのおともだち」画像

作:カール・ノラック
絵:クロード・K・デュボワ
訳:河野 万里子


「ともだち」って大切な宝物

ハムスターのロラとシモンは、一緒にいるだけで嬉しいと思える、世界一のお友達です。ところが、シモンが引っ越してしまい会えるのは日曜日だけになってしまいます。

離れていても、お互いの心が通じ合っていることがよく伝わってきます。とても切ないけど、会えることを楽しみに待つという経験は人を成長させるものです。会えない寂しさを嘆くよりも、会っているときの喜びを楽しむほうが心も豊かになります。

出会いと別れを経験して人は成長します。せっかくのご縁ならば、離れてしまっても大事にしたいものです。




番外編:写真絵本「世界のともだち」

写真絵本「世界のともだち」画像


世界中に「ともだち」作ろう

「将来、友達になるかもしれない、だれかの毎日」をコンセプトとした写真絵本です。
世界中にいる子供たちが、どのような暮らしをしているのか?世界の国々で異なる食事や生活習慣を、子供から大人まで一緒に楽しめる内容となっています。

世界中に「ともだち」ができたら嬉しいですよね。




まとめ

友達をテーマとした絵本は他にもたくさんあります。そして、友達の付き合い方やつくり方などは、人それぞれなので明確な答えは存在しません。でも、絵本を通じ考えてみることで、やっぱり友達っていいなって思えたら素敵ですね。